2017年8月21日

イノセントデビル incident 10



暗くて小難しい話をしているからお色気シーンで誤魔化しとこう、みたいな安直な事は考えていません。だから考えてないってば!

さて、最近担当編集さんにガッツリ直されることも(若干)減ってきた(ような気がしないでもない)と思わなくもないのですが、今回は割と色々と指摘されてしまいました。
指摘はまとめると「ストーリーにキャラクターを合わせるな」とのこと。プロットを先に作っているので、それに合わせて進めてる訳なんですが、上手く進まないところをキャラクターに説明させて進めている感じになっていました。

今振り返って見ると、登場人物が多くなって、簡単に話を作れなくなってきたのかなという気がします。連載が始まる前は「読み切りよりも土台があるから簡単じゃーん」とか呑気な事を考えていたのですが、人間関係がどんどん複雑になっていくので当然難しくなっていく訳で、連載前の自分を縊り殺したいですね。
その深化していく人間関係が面白さでもあるので、何とか絞り出していきたいと思います。 結果として今回は各人の思い、すれ違い、関係性がちゃんと表現できる話になったかなと。楽しんで頂けたら幸いです。

あと、ネームのビフォーアフター。
「私は子供の笑顔が好き」のところはやっぱり直されたかー、という感じ。流石です。



そんな感じで相変わらず四苦八苦しながら描いております。

単行本2巻も本日発売です。よろしくお願いします。
こちらは別記事にて。

中村基